ジョージアとお金の話

2020年11月29日

心温まる動物病院が有ります。そちらはおすすめの動物病院の記事を参考にしてくれたらと思います。

たまたまGoogle Mapで動物病院を探していて出てきた所でしたが、行ってみて大正解でした。

女性の獣医の名前はマリア先生です。

とても愛情深く、動物が大好きという気持ちも伝わってきます。あまりにも素晴らしい処置で、感動して泣きそうでした。

尚且お値段も良心的な価格でした。

うんちが下痢しているので、下痢が良くなるようにと2匹共に注射をしてもらい、体重測定や、1匹の爪の間の膿を出してもらい傷口の処置をしてもらい、猫用ミルクが売っているペットショップも教えてもらいまして、丁寧な診察を15分くらいはしてくれたと思います。

そしてお値段は10ラリ(約330円)でした。

建物はとても新しくて綺麗でして、日本にもしあったとしたらきっと高級な動物病院という感じがしました。

翌日も足の指が腫れているように感じたので病院に連れていくと、全部の指に溜まった膿を出してくれて綺麗にしてくださいました。お家では、手足の洗浄を毎日するようにと言われ、家庭にあるベーキングソーダと、塩を混ぜたもので(温かなお湯で)洗うと良いと教えて下さいました。

値段を聞くと、拾ってきた猫だから、あなたが世話をしてくれるだけで私達は嬉しいので、今回は膿を出しただけだし無料で良いですよ。と言ってくださり、幸運を祈っているわと言ってくださいました。

昔は旧ソ連国で、社会主義体制でしたので、電車やバス、電気水道ガス代などの公共料金も安いんだと思いますが、病院や動物病院もあまり営利目的ではしていないような気がします。教えてもらったペットショップに行くと、耳に黄色いボタンのような札を付けた犬が2匹お店の中で温まっていました。

彼らは野良犬ですが、狂犬病ワクチンを摂取された後に、それが分かるように耳にタグ付けされるそうです。そのペットショップにはもう7年は来ているようでして、1匹は3歳くらいでもう1匹は7歳と話していました。

仔猫を見るなりとても喜んでくださりミルクも与えてくださったので、2〜3時間おきに1回与えなくてはいけないミルクの時間の1回分は、ゆっくり出来たこと、とても感謝しています。仔猫用のミルクはペットグッズを売っているお店にもなかなか置いて居ません。ペットショップではトルコから仔猫用のミルクを輸入していて、オーガニックミルクですので少しお値段は高めですが1袋は1000円でした。こちらを3袋買いました。

兎に角、ジョージアに来てからお金の価値について今一度良く考えさせられる日々ですし、ジョージア人の方は友だちだからと無料にしてくれたりとか、必要以上にはもらおうとはしません。そしてその最低限がとても安いので、ちょっとびっくりしてしまいます。こちらの物価と言うものがあるからだと思いますが、それは高すぎるから貰えないとも言われます。

私は渡したいなって思うんですが、もしかしたらジョージア人の美学なのかもしれないと感じたりもします。

ジョージアはキリスト教は正教会です。正教会は、出来るだけ食生活は節制し、お祭りの時は、逆にそれはせずにお祝いの食事をするという習慣もあるようです。一部は拝金主義を嫌うでしょうし、つつがなく暮しみんなで支え合いながら生きる世界が幸せと思っている人たちも多いように感じています。

そういう部分では、資本主義経済からなる商売はとても難しいようには感じて居ます。

だけど、今回コロナでロックダウン等になり、人々はよりお金の大切さも実感するようになってきたと思うので、少しずつその辺りのバランスも時間を掛けて整ってくるのではないかと感じて居ますが、GDP等見ると194カ国ある中で119位だったと思います。日本は世界第3位です。1位がアメリカ、2位が中国、3位が日本というのが2019年のデータですので、そこからして価値観が全く違うので、様々気をつける必要はあると思います。

2020年は世界がコロナで経済スタックし今後どうなるのかは分かりませんが、多分人々はより一層勤勉に働くのかも知れませんし、変わらないのかも知れない…。こればかりは分かりませんが、決して沢山のお金を手にはしないジョージアの人々ですが、出会った人たちは皆心はとても豊かでした。それらの心情に対して尊敬の念も感じています。

こちらは、ロシア・ナショナリズムの政治文化 – 「双頭の鷲」とイコン( Abstract_要旨 )という約20年近く前の論文の一部ですが、著者:廣岡, 正久(京都大学)これを読むことで1つの道標にも成るように感じました。

勿論経済を回すにはお金は必要かもしれませんが、開発が進めば進むほどお金は必要ですし、環境破壊にも繋がります。

アメリカの元大統領トランプ氏を見ていても、沢山の財を成すために借金も相当していたと思います。其れ位お金は必要であり、尊いものでも有るけれど、それにばかり囚われると、元も子もないように感じています。国だって自国を支えるために沢山の借金をしています。

この世の中で人々が注目するものはこれまでは極端なものや事が多かった気がします。

しかしこれからの時代は、極端でもなくてバランスの取れたものが1番親しまれるようになると感じています。人々が求めるのは、安定とか安心感です。

そして風のような軽やかさです。

この世は矛盾が一杯です。

だけど、その中でいかにより良く生きるか…これに尽きると思います。

やっぱり一生懸命生きる姿が人々に感動を与えるし、好きなんだと思います。

最近私がジョージアで友だちになるジョージア人は25歳前後なんですが、とてもしっかりしていて、本当に凄いなと思っています。皆何かしらの特技や素晴らしい何かを持っていて、尊敬の念がいっぱいです。

多分誰よりも色んな事を悟っていると思うし、日本の若者もそうかもしれません。

まだジョージアは生活費が安いというのはそれだけ賃金が安い証拠なので日本人がビジネスをしたところでいくつもの価値観や様々なことでもぶつかるところもあると思うので大変だよなとは思っています。

美容代や美容室の金額もとても安いです。どうしてか分かりませんが一際美容室のカット料金等は安いので、正直ジョージアで美容師として働くのも大変だと思います。もっと日本人が増えて、日本人のお客さんが増えたら大丈夫かもしれませんが、今のジョージア人が沢山のお金を出すとは思えません。割とお金持ちの人達であってもお金を出すのがシビアです。とても細かく請求をお願いされたりしますし、100円や1000円の重みが違います。

ジョージアと日本は物理的に遠いのもとてもネックだと思います。勿論これから移住者も増えるのではないかと予想しては居ますが、旅人だったとか、こちらの文化に興味があるとかそうではない限り、それも難しいように感じて居ますし、諸外国のように駐在員が増えるというのも現実的ではないように感じてしまいます。

確かに日本に比べたら、税金も安いかも知れませんが、日本はそれだけ高水準の福祉や様々な制度も受けられる利点はあります。医療に関しても日本の制度は素晴らしいと思いますし、会社に勤めていれば、万が一の事故や病気でも保証がありますし、失業しても失業保険というものがあります。

長らく放浪して気がついたのは、日本で働き納税し、安定した暮しをしている方がお金は貯まるという事でした。勿論それは金額にもよりますし、お金云々で移住を決めるとは思いません。

少々日本の中は堅苦しく、息苦しくも感じるのでそういう部分でも海外が好きだったりします。割と未成熟な社会の方が、刺激も多くて楽しかったりするし、何より活気がある気がしています。

コロナのせいで、世界の駐在員の数は減ると思います。会社も経費削減に務めると思うので…。それどころか日本は少子化ですからGDPなども減少していくことも予想されます。なのでこの先は未知数かなとも感じています。

先日はタクシーを利用しましたが、運転手は警察官でした。多分アルバイトのようなものも認められているのだと思います。2度同じ人の車に乗ったので、顔見知りになりました。例えばその際に支払うお金は行き先にもよりますが5ラリとかで、200円に満たない金額です。

宅配のglovoに支払う料金が100円ちょっとでこちらも200円に満たない金額です。これを稼ぐために1件の宅配をします。

そうであれば1日に10件宅配してやっと1500円程になると思います。1日1500円の収入で、その他ガソリン代等も掛かり、glovoも手数料を受け取っていると思います。それら引かれた金額を22日稼いだとしましょう…。

月33000円でそこからガソリン代等がマイナスされます。一体幾ら残るのでしょうか…。教育関連では月額20000円ちょっとのお給料と言われていますし、非常に少ない金額です。それでもジョージア人は収入を増やすのに正規で働いているビジネスの他にタクシーの運転手等をして売上を得ています。

相当働いてその金額なんです。

それを目の当たりにすると、私もだんだんお金が使いにくくなってくるんです。大変お世話になっている人たちに対して10ラリとか多くて100ラリとかしか払えないけど、それは相当凄いことをしてくれる訳です。

かと言って、他者を否定している訳でもなく、人は人で、自分は自分だから、他の方たちの人生を邪魔すること無く、自分の信念は貫きながら、人生に置いて与えられた課題のようなものを淡々とこなしている感じでなので、誰の生き方にも否定する気持ち等ないです。

かく言う私…、コンサルタント業務もしていますが、1時間あたり3万円以上頂いています。

つまり、生活する時はそれはそれで、仕事もそれはそれです。

金額も自分で決められるものだと思っているし、まだまだ金額も高くない方だと思っています。

ただ、なんでこんな事を言うのかといえば、生活していると、何らかのサービスを受けた時に賃金安く働く人達から愚痴を聞かされることもあるし、高い賃金を貰っている人たちが、攻撃されたりする話も聞くのです。

安い賃金で働く人たちは、その安い賃金に対しては不満を持っている訳では無いそうです。寧ろ、外国人が入ってきて、沢山お金を貰っている人たちに対する不満を聞きました。彼らは私達を利用していると言ってきたりするネイルサロンの女性も居ました。例えばロシア人がネイルサロンを経営し、高い金額で外国人向けのサロンをしたとして、そこで働く人達はジョージアで同等の賃金で働くようになり、上がりの儲けの大きい部分をロシア人が持っていくので、私達は利用されているという理論です。

そしてそのような事をするから経済に不平等が起きるとも言います。

確かにこれまでの伝統や文化、社会的背景は、戦争や経済的な方向性の転換から180度位価値観が変わったと思います。

1つ働く場所を提供してくれているというのは有ると思うんですが、その理論で行けば、現場で働くジョージア人からしたらそのような場所は要らないということなんでしょうか?私はその部分が良く分かりませんが、色々と根深い問題があるようにも感じました。

今後は賃金も底上げされる必要が出てくると思います。経済的な豊かさは、心の豊かさにも繋がると思います。

それだけ安い賃金にもかかわらず、日本人と同じように車の購入をするジョージア人も多いと感じています。こちらの購入ははじめから分割である場合も多く金利手数料が低かったり、殆どない状態というのも見ていて感じました。

それで購入できるのかもしれませんが、月3万円のお給料では分割払いにしたとしてもいつ払い終わるか分かりません。

私はやはりジョージア人の平均月収である月5万円でも生活できないし、お金はもっと必要です。

勿論自分の会社などの経費等もあるし、将来に対する貯蓄や、様々な投資など将来を考えて動いていると、このような賃金の安い国に居ても、のらりくらりの放浪ぐらしをはじめて10年になりますが、不安は尽きないように感じています。

より将来に対しては真剣に考えるようになるし、今出来ることを全力で頑張ろうとも思います。

だから肩の荷を下ろす生活っていうのはまだまだ先の将来な気がしますが、途中途中で休み休み進みますね。

其のような感じで、ジョージアに来てから感じたお金のことを書きました。

一体何の話か?という感じですが、兎に角ジョージアで暮らすことはそんなに楽ではないと思います。だけど街中のパン屋さんに行き使い古しの紙でパンを挟んで持ち帰るのは悪くないです。

混沌とした社会が好きだし、未開発な社会に身を置くのが好きなんです。ちょっとほろ苦い時も感じながら、道端に咲く可憐な可愛らしいお花を見て、心温まるように…人の暮しの中に溶け込み、人が素朴に生きる姿が美しく感じています。

綺麗事かもしれないけど、色んな人達が共存共栄できる社会でありますように…。

多種多様な社会では、ジョージアは暮らしやすいです。私はビジネス的に海外を拠点にする必要がありますし(日本の会社で働いていないので、日本で仕事をすると海外送金等些細なことで躓くんです。とにかく日本の銀行はとても使いづらいと思っています。)そういう理由や元々バックパッカーでしたし、泥臭い生き方が好きで、楽しいです。

皆が活躍出来る社会で、寛容な社会を望んで居ます。

ジョージアのプリと呼ばれるパンです。モチモチで美味しいですよ。